2013年1月29日火曜日

三橋貴明 vs 安倍晋三

別に経済学の知識なんか無くても、精神の平衡感覚を持った人なら、三橋貴明の主張の矛盾の数々に気づいていることと思います。

その矛盾の典型例として、「中央銀行の独立性」を軽視(というより無視)する三橋貴明と、右往左往しながらも(一応は)国際社会に対して中央銀行の独立性を明言した安倍首相の発言を比較してみます。

三橋貴明は、気持ち悪いぐらい安倍氏を支持しておきながら、日銀の独立性を訴えてる安倍首相を全く批判していません。


三橋貴明

・「日銀との意思疎通は無意味」と主張
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11162465671.html
『現実問題として、わたくしは現在の日銀が政府と連絡を密にし、十分な意思疎通を図っているとは思えませんし、それ以前に「意思疎通」を図ったところで無意味だと思うわけです』


注)「その時の為政者が金融政策を行えばいい」と同義。
ルーピーやバ菅が金融政策を行えばいいという話になっちゃいますね。











『日銀や政府に求められているのは「結果」であり、「仲良くしましょう」といった話では全くないのです。
というわけで、現在の日銀法には少なくとも二つ、大きな欠陥があると考えています。
「総裁の任命権は国会が持つが、罷免権を誰も持たない」
「日銀と政府の『目標』『役割分担』が不明確」

 特に後者ですが、そもそも中央銀行の独立とは「手段の独立」であり、「目標の独立」ではありません。物価安定の定義(物価上昇率の目標)を定めても構わないのは、政治家だけです。なぜならば、日本国民は政治家を落選させるという形で、責任を取らせることができるためです』

注) 全く意味不明。馬鹿、無責任なのは三橋貴明自身。

三橋貴明が語る"国民の教養"
 『自国の国旗が掲揚され、国歌が斉唱される際に起立することは、法律や言論の自由云々ではなく、常識やマナーの問題だ。国家という存在に「守られて」生きている以上、自国だろうが、他の国だろうが、国歌斉唱時には起立し、国旗に敬意を表するのは当たり前である』(三橋貴明「国民の教養」扶桑社、180頁
君が代斉唱後、日の丸、菊の御紋章の前で、
コスプレ姿で愛人とカラオケを熱唱する三橋貴明
(しかも出馬した参議院選挙の約一ヶ月前)




『というわけで、現在の日銀法は、例えば、
「以前同様に、内閣に総裁罷免権を持たせる」
「物価安定の目標を政府(内閣)が決定し、日銀は独立した手段でそれを達成する」
 という感じに改めなければならないと考えています』


(注)物価安定の目標を政府が決めるというのは、物価安定の建前を使いさえすれば、インフレ税で国民の資産を巻き上げる権限を為政者が持つことになります(ルソーの「一般意思」の概念そのもの)。


・日銀を「嘘つき」と罵倒
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11426697378.html
『問題なのは、政府自ら2011年時点で否定している生産年齢人口減少デフレ論を、2012年の段階で日本銀行が公表し、自己正当化を図ろうというその愚かしさです。いや、愚かしいのはまあ良いとして、ここまで愚かな「嘘つき」である日本銀行を、日本国民は一切コントロールできないという点が問題なのです。何しろ、現行の日銀法では、国民の主権の束を背負った国会議員、あるいは内閣総理大臣ですら、日銀総裁を罷免させることはできません。
デフレ脱却、失われた成長を取り戻すためには正しいデフレ対策を日銀に行ってもらう必要があります。もう一度言います。デフレ脱却の試金石は日銀法改正です!!!
というわけで、日銀マンたちの思いとは裏腹に、あるいは予想はしているのかも知れませんが、我が国は日銀法再改正への道を着実に歩んでいると思います。金融政策を「国民の手に取り戻す」意味においても、今回の選挙は極めて重要なのです』



(注) 「国民の手に取り戻す」 →ルソーの「人民主権」、マルクスの「プロレタリアート独裁」の概念そのもの)

無学な売文業者の話は無視して、エドマンド・バーク保守主義さんのブログを読み、ハイエクもバークも読みましょう!

無制限民主主義は悪徳に落ちる

http://burke-conservatism.blog.so-net.ne.jp/2010-06-26




(注)嘘つきの代名詞は三橋貴明自身。
例えば、次のことについて一切説明なし!


三橋貴明 - 国家ビジョン研究会 - 鳩山由紀夫の闇
 http://megu777.blogspot.jp/2011/12/blog-post_17.html



新春初笑い・三橋貴明の虚言癖
http://megu777.blogspot.jp/2013/01/blog-post.html




・「日銀法を改正せよ」とわめき散らす
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/page-5.html#main
『結局のところ、日本銀行の「自主性」に期待してもダメなのです。日銀法再改正以外の道は、もはや残されていないように思えてなりません』 

(注) 『マンデル フレミングモデルも、インフレは税金だということも知らない「経済評論家」を言論界から追放するしか道は残されていません』なら可。



安倍晋三首相

日銀の独立性「揺るぎない」=経済再生、政権の使命-国際社会に明言・安倍首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013012600281

 【ダボス時事】安倍晋三首相は26日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)関連会合に中継で参加して「安倍政権に課せられた使命は、デフレから脱却し日本経済を再び成長軌道に乗せることだ」と語り、経済運営が最重要課題と国際社会に明言した。その上で、金融政策について「政策手段は日銀が独立して行う。中央銀行の独立性の維持はいささかも揺らいでいない」と述べ、日銀の立場を尊重する考えを強調した。
 国際社会では、安倍首相が2%のインフレ目標の導入を日銀に求めたことの是非や、目標の達成を疑問視する見方が一部で浮上している。それを念頭に、日銀の独立性に問題はないと表明して懸念の払拭を図った形だ。 

 首相は「『3本の矢』を同時展開し、これまでとは次元の違う政策で、日本経済の再生を果たしていくことが基本方針」と述べ、大胆な金融緩和と機動的な財政出動、民間投資を喚起する成長戦略を推進して景気浮揚を目指す考えを改めて明言。そのうち金融政策に関し「明確な思想は、日銀と共有している」として、政府と日銀が協調してデフレからの早期脱却を目指すと説明した。
 また「財政出動に頼りながらいつまでも成長を続けることはできない」と述べ、規制改革や技術革新などを重視する考えも示した。(2013/01/26-20:53)


嘘つき、無責任なのは、誰のことでしょうね。

「こいつだ!」と、近所の小学生が言っています